- 友達がいなくて辛い人
- 友達を作りたいと思っている人
- 友達をなんで作る必要があるか知りたい人
友達がいなくて辛い。
小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、みんな悩んでる。
周りは簡単に友達を作っているのに、自分は友達が出来ない。
周りは何だか楽しそうなのに、友達と話していても何かむなしさを感じる。
そうしていると相手も何だか話しづらそう。
そうなると怖くなって、自分から声がかけられない。
そして、世間からは良い友達を作れとか、たくさんの友達を作れっていうよくわからない圧力がある。
友達を作るのに悩まされる。
そんな友達について、考えてみました。
友達とは?
そもそも友達とは何なんでしょうか。今回もいつもどおり哲学に頼ります笑
友達に関して話ししている哲学者は少ないのですが、大好きなアリストテレスを参考にしています。
哲学者のアリストテレスは3種類の親愛に値するもの(ここでは友達)がいると言いました。
- 一緒にいると自分が成長できる友達 (善きもの)
- 一緒にいると心地いい友達 (快適なもの)
- 一緒にいると利益をもたらす友達 (有用なもの)
なんか、一緒にいると利益をもたらす友達という怪しげな友達もいますが、アリストテレスはこんな感じの友達がいると言いました。
一緒にいると自分が成長できる友達(善きもの)
一緒にいると自分自身が成長できる友達。自分自身の夢を共有できる友達。
例えば、サッカーとか吹奏楽などの部活動で切磋琢磨する友達とかですね。
有名人でいうと、ジョブズとウォズニアックや、ジョン・レノン&ポール・マッカートニー彼らは、二人だからこそ、その分野の革新・革命を起こしました。
一緒にいると心地いい友達(快適なもの)
一緒にいるだけで楽しい。そんな友達。
小学校や、中学校の友達は、この「一緒にいると心地いい友達」が多い。
だって、子供のときは、利益があるからとか、自分の成長につながるからとかそんな子供が少ないから。
一緒にいて遊んでて楽しいそんな友達。
一緒にいると利益をもたらす友達(有用なもの)
一緒にいると利益をもたらす友達。
例えば一緒にいるとお金儲けができるや、集団に入っておけば、他の集団からの攻撃に合わないで済むとか、そんな利益になる友達。
でも、この友達は自分の利益がなくなるといなくなる。だって友だちになった目的が、利益を得るためだったから……
友達って必要?
3つの友達について、お話しました。次に友達って必要?って話をしたいと思います。
友達がいないとつらいですよね。
でも、自分には本当に友達が必要か?ってまず考えてみるのがいいと思います。
じゃあ、どうやって、本当に友達が必要かを考えるかですが、
これも、さきほど説明した3つの友達が本当にほしいかと考えてみるといいと思います。
一緒にいると自分が成長できる友達が本当に必要か?
自分の夢がある。自分がなにか頑張りたいことがある。それを為すためには、1人ではどうしてもできない。
自分の夢を頑張りたいけど、怠けてしまうときに励まし合ったり、悩んでいるときにそれを一緒に考えたり、共に頑張る人がいてくれたら……
そう思う人は、一緒にいると自分が成長できる友達を作るのがいいと思います。
逆に夢を自分一人でも全然平気、自分のことは自分でできる、自分一人で成し遂げてみせるという気合のある人は作らなくてもいいと思います。
一緒にいると心地いい友達が本当に必要か?
この「一緒にいると心地いい友達」が3つの友達の中で、一番大きい割合を占める友達です。
ここで一番悩む傾向の人がいます。それは志が高い人です。
志しが高い人は、「心地いい友達」よりも、「成長できる友達」を欲してしまう傾向があり、この「心地いい友達」が出来ずに悩んでいる人がいると思います。
でも、「心地いい友達」をつくるよりも、自分が「成長できる友達」を作りたいと思っている人は、頑張って「心地いい友達」を作る必要はないと思います。
だって、自分がしたいことがあるのに、それとは違う「心地いい友達」を作っても心地よくないからです。
一緒にいると利益をもたらす友達が本当に必要か?
集団に入っていたほうが何かと人生、生きやすいものです。
お金が稼ぎたい、自分が得になるために、集団に入りたい。
そう思っている人は、「一緒にいると利益をもたらす友達」を作るのは、いかがでしょうか。
昨今、ちまたで話の出ているパパ活や援助交際もこの友達になるのでしょう。
本当に友達が作りたいかどうか判断できましたでしょうか?
次は友達を作る方法を説明します。
友達を作るには?
友達を作るには?ですが、
アリストテレスが友達の条件をあげています。
その条件とは、ズバリ「相手が求めていることを、自分が出来ていること」になります。
ここでいう求めていることは、成長、心地よい、利益の3つになります。
なので、相手の求めていることに対して、自分が相手にしてあげることが出来れば、友達が出来ると思います。
では、自分がほしい友達を作る方法を紹介していきます。
どの友達が欲しい場合もですが、以下は最低限、頑張る必要があります。
- 自分から声をかける。
- 相手に興味を持つ。
- 相手の話をよく聞く。
- 相手が話をしてほしいことを自分が話す。
一緒にいると自分が成長できる友達が欲しい場合
この自分が成長できる友達を作るのが最も難しいです。
友達の条件である「相手が求めていることを、自分が出来ていること」の相手が求めていることを考えてみると、相手も成長できる友達がほしいとなります。
なので、自分と相手が同じ方向に向かって頑張っている状態。
例えば、部活、習い事、ビジネス、大学等のような同じことについて頑張っている状態でないと相手の身になって考えられず、友達になることが難しいです。
なので、自分が成長できる友達が欲しい人は、自分が目指している夢に関連するコミュニティに入ることが一番の近道だと思います。
一緒にいると心地いい友達が欲しい場合
この友達の場合、友達の条件の「相手が求めていることを、自分が出来ていること」の相手が求めていることは、一緒にいて心地いいになります。
なので、この友達を作りたい人は、相手にとって心地いい存在となりましょう。相手が心地いいことを求めているのに、面白くなさそうにしたり、相手のことを考えての意見だとしても、都度、注意したりすると、相手は心地いい友達を求めているのに、この人違うとなってしまいます。
なので、一緒にいると心地いい友達が欲しい場合は全力で心地いい空間づくりに徹しましょう。
心地いい空間づくりをするのは、とても難しいですが、相手の言っていることに対して、全力で肯定していくことが第一歩だと思います。
一緒にいると利益をもたらす友達が欲しい場合
「一緒にいると利益をもたらす友達」の求めることは、2つあります。
1つ目は、友達になることで、さらに利益が増えること。
2つ目は、心地いいこと。
一緒にいると利益をもたらす友達がほしいと思う時、それは、自分自身で利益を生み出せていない時だと思います。
なので、2つ目の、心地いいことにフォーカスしましょう。
相手に対して、全力で楽しい空間づくりに徹しましょう。
まとめ
今回は、友達に対しての考え方を哲学を用いて紹介してみました。
なにかしらの気づきがあれば嬉しいです!
一点注意ですが、他の人に好かれたいと思うということは、他の人に振り回されてしまう危険性があります。友達がほしいと思ってもなによりも自分を大切にしてください。
ラッセルは言いました。
友人はみんな、自分のことは多少は悪く思っているものだと認識する。その認識がないから1つでも悪いことをいわれたと聞くと、被害妄想に陥るんだ。
友達に過度な期待は、やめましょう。それは依存にもつながってしまいます。
友達に関する名言もまとめています。良かったら見てみてください。
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