時間がないを解決する|時間の作り方 ヒルティ幸福論 #6

この記事を読んでもらいたい人
  • 時間がないと思っている人
  • 時間を有効に使いたいと思っている人
  • ヒルティの幸福論が難しすぎてわからない人

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ヒルティの幸福論から「時間のつくり方」について解説しようと思います。

ちなみにヒルティはこんな人。

カール・ヒルティ

ひげもじゃ おじさんです。

キリスト教徒として有名な哲学者ですが、この人の幸福論は、絵空事ではなく超実践的な幸せになる方法を僕たちに教えてくれます

そんなヒルティは時間に対してこう言います。

 

  •  時間がない。これは、ちゃんと正式に決まっていない義務や仕事を逃れようとするとき、人が最も普通に用いる便利な口実である。
  • これは一つの口実であろうか。わたしは条件付きではあるが、ためらいなく「そうだ」と答える

 

僕たちはいつも時間に追われています。そして、いつも時間がないと言っています。

これに対して、ヒルティは、それは言い訳とであるといいます。

でも、とっても優しいヒルティは、その解決策として、

  1. 時間が不足する理由
  2. 時間を作り出す方法

について、教えてくれます。

早速、見ていきましょう。

 

時間が不足する理由

ヒルティはいいます。

  • 時間不足の第一の理由は、もちろん時間そのものの性質にある。(中略)世捨て人でもないかぎり、何びとも簡単に、これからのがれてしまうわけにはいかない。時と共に生活しようとする人は、これと共に走らなければならない。
  • なぜ、自分が一日じゅう忙しいのか、まったく知らない人が非常に多い。(中略)つまり彼らは全体の流れに従うわけである。
  • 今日の社会は、すべての働く人々にとって、ある無慈悲なものを持っているのである。人々は牛馬のように、倒れるまで追い立てられる。倒れたなら、すなわち「使い果たされた」のであって、あちには新しいのがいつでも豊富に控えている。

 

時間が不足する理由は、ズバリ、働いているからになります。

 

  • このようにあせって、落ち着きなく働いた結果は概して大したものではない。
  • このために第一に必要なことは、自分の意思なしに一般の潮流に押し流されることなく、むしろこれに抵抗して、あくまでも自由人として生活しようという決心であって、仕事にせよ、享楽にせよ、決してその奴隷となってはならぬのである。

そして、ヒルティは、時間がないと焦って、物事を実施しても結果はそんな大したものではないといいます。

 

まとめると、僕たちは、人生の大部分の時間を費やす仕事によって時間がありません

その仕事の時間を如何に効率的に進めるかについてが今回のテーマになります。

ヒルティは、時間があったら仕事をするのがいいという考えの人なので、時間が不足する≒仕事する時間が不足という風に考えています。

時間をつくっても、仕事をするのが嫌だと言う人も、

この方法を実践すれば、

必ずあなたの仕事を終わらせられるスピードが早くなり、自分の時間を増やすことができ、あなたは多くの事を成し遂げられうようになると思います。

ヒルティは、時間の作り方として8つの方法を教えてくれます。ひとつひとつ見ていきましょう。

  1. 一日の仕事する時間配分を決める。
  2. 時間、場所、気乗りを気にせず、とりあえず手を付ける
  3. 少しのスキマ時間で雑用を片付ける。
  4. 疲れたら違う仕事をする。
  5. 体裁よりも、内容に重きを置き、手早く仕事をする。
  6. 実施する順序を意識して、最後まで終わらせる。
  7. 物事をきちんと理解する。
  8. 無益なことを実施しない。

時間を作り出す方法

一日の仕事する時間配分を決める。

ヒルティはいいます。

  • 非常に道の遠い大都市や、(中略)仕事を重荷と考えてできるだけ早くこれをしとげようと努めねばならぬ人たちにとっては、(中略)
    切れ目のない仕事の仕方が適しないこともない。
  • だがしかしこのやり方では、(中略)本当に精神的な仕事をしあげることはできない。だれでも、六時間ないし八時間をぶっ通しでは、あるいはほんのちょっと休むだけでは、真に精神的に能率を上げるわけにはいかないところが、現在の方法でなら、十時間ないし十一時間、すなわち、午前に四時間、午後に四時間、晩に二時間ないし三時間働くということはしごく容易である

本当に満足した仕事をするためには、適度な休憩を取るのがいいとヒルティはいいます。そして、特に午前に4時間働き、午後に4時間働き、夜に3時間の計11時間働くのがいいともいいます。
例えば、8-12時まで働き、その後13-17時まで働き、そして18-21時まで働く。そういった風に自分にあった時間配分で仕事をするのがいいとヒルティはいいます。

自分にあった時間配分で、適度に休憩をいれて、仕事をしましょう。

そうすることで効率的に仕事を進めることがっできます。

 

ペンギン
ちなみにペンギンは9-12時、13:00-20:30、23:00-01:00の一日計12.5時間。
自分で仕事と思っていることをしています。完全にワークホリックです。

 

あなたは日に何時間仕事ができますか?

自分にあった時間配分で仕事を進めましょう。

 

時間、場所、気乗りを気にせず、とりあえず手を付ける。

ヒルティはいいます。

  • あまり、自分自身を大事がらないことである、言い換えれば、時間、場所、位置、気乗りや気分などの準備に長い暇をかけないことだ
  • 人間の内部の悪い部分は、良い部分の至上命令に、不平なしに聴き従うように馴らされねばならない。
  • あらかじめ考えをまとめるとか、仕事について熟考するとかいうのは、たいがいの場合、仕事をのがれようとする口実である。

 

とりあえず、仕事や実施する必要があることに手を付けていきましょう。そのときに甘えは禁物です。

まとまった時間がないから、新幹線の中だから仕事ができないとか、
他のことが気になっているから手がつけられないとか、全部甘えです。

とりあえず、実施していきましょう。気持ちは後からついてきます。

 

少しのスキマ時間で雑用を片付ける。

ヒルティはいいます。

  • 小さい時間の断片の利用である。多くの人は仕事にとりかかる前に、なにものにも妨げられない無限の時間の大平原を目の前に持ちたいと思うからこそ、彼らは時間を持たないのだ。
  • ほんとうに何かを生み出すべき精神的な仕事においては、最初の一時間、あるいは、往々最初の半時間が、一番良い時間だといっても決して言い過ぎではない。
  • 十五分もかかえれば充分間に合うような準備のため、整理のための、機械的にやれる無数の副次的な仕事があって、往々これが、主要な仕事の時間と精力とを奪うことになる
  • この小さい時間の断片の利用と、「今日はもう始めても無駄だ」という考えをすっかり取り除くこととが、ある人の生涯の業績の半ばを形づくる、と言ってもさしつかえないだろう。

 

仕事や自分のしたいことの雑用はたくさんあると思います。だから少しでも時間があったらその時間で雑用をさばいていきましょう。

なぜなら、まとまった時間をとることは大変難しいからです。

 

疲れたら違う仕事をする。

ヒルティはいいます。

  • 時間節約のおもな方法の一つは、仕事の対象を変えることである。仕事の変化はほとんど完全な休息と同様の効果がある。
  • この方法にある程度まで熟達するときは、それは熟慮よりも練習によって得られるものだが、われわれはほとんど一日じゅう働き続けることができる。

 

仕事や自分のしたいあることをしていて、疲れたら別の仕事をするようにしましょう。

仕事が変わるとリフレッシュできます。

体裁よりも、内容に重きを置き、手早く仕事をする。

ヒルティはいいます。

  • 単なる外形をあまり気にせず、あくまで内容に重きをおくことである。手早く仕上げられた仕事が最もよく、また最も効果的だ
  • 最も優れた文学的産物がみな、純粋に偶成の作品である。

 

体裁を整えるのについつい夢中になってしまいますが、それをすると多大な時間を使ってしまいます。

体裁を整えても素晴らしいものは出来ません。綺麗さよりも中身を充実することに時間を使いましょう。

 

実施する順序を意識して、最後まで終わらせる。

ヒルティはいいます。

  • 有効な時間節約法は、すべてのことをただ「仮に」あるいは一時的にではなく、すぐにきちんとやることである。
  • 秩序が良ければ、物事を探して、そのために、だれでも経験するように、時間ばかりではなく、仕事の興味まで失わなくて済むし、また研究対象を次々に片付けることができる。

 

きちんと区切りがあるところまでやりきり、そして、順序良くこなしていきましょう。

物事をきちんと理解する。

ヒルティはいいます。

  • ひと目読みからは何も頭に残らないのだ。だから、そのために費やされた時間は失われた時間である。それゆえ、今日、人々は深く根本的には、ほとんど何事も知っていない。

 

要約された情報を読んで知った風になっても、日が立つと忘れてしまいます。

そして、何度も同じことを繰り返し読むことになります。

それでは、読んだ時間は無駄になります。

その対処方法についてヒルティはいいます。

 

  • 原本を読むことである。
  • 原本を読むことの第一の利益は、それでこそ初めてその論旨(ろんし)を正確に知って、それについて自分の徹底した判断を下しうることである。
  • 原本はたいていの場合、それについて書かれた書物よりもずっと簡潔であるばかりではなく、一そう興味に富み、したがって記録しやすいことである。

 

原本であるヒルティの幸福論を読みましょう。翻訳されたものですが、ヒルティの幸福論は大変興味深いです。
ただ、簡潔では全くありません。でも記憶に残ります。 生涯でこんなに読むのに時間を費やしてよかったと思えた本はありません。

原本を読んで、きちんと理解しましょう。

ヒルティ 幸福論(第1部) 岩波文庫

無益なことを実施しない

ヒルティはいいます。

  • 真の満足を持たないために、何か「面白いこと」に対してたえず精神的な渇きをいだいて生活する。文字分的新聞、雑誌、文芸欄などの雑文、煽情(せんじょう)的な小説、傾向小説「科学的」その他の講演などは、皆そのことが原因となる。
  • 彼等はただ何か「耳新しいこと」を聞きたがるだけで、しかし、真面目なことや、本当に彼らの心を動かす言葉はなるべく聞くまいとする。
  • あらゆる無益なことをわれわれの生活から追い出すことである。

 

僕たちは目新しいものに心を奪われたり、ついつい習慣的にやってしまっていることとかがあります。
それらは本当にあなたの人生で必要なものだけでしょうか?
それをしないだけで、かなりの時間を有意義に使用できると思います。

本当に時間はないでしょうか?

ペンギン
ペンギンもスマホゲームに多大な時間を取られています。
強くなりたい!

 

まとめ

 

時間が不足する理由は、時間が不足する理由は、働いているからになります。

でも、私達は多くの時間を、仕事に費やさなければなりません。

その働く時間を有効に、そして効率化することが重要になります。

その働く時間を有効に使う方法は以下の8つになります。

  1. 一日の仕事する時間配分を決める。
  2. 時間、場所、気乗りを気にせず、とりあえず手を付ける
  3. 少しのスキマ時間で雑用を片付ける。
  4. 疲れたら違う仕事をする。
  5. 体裁よりも、内容に重きを置き、手早く仕事をする。
  6. 実施する順序を意識して、最後まで終わらせる。
  7. 物事をきちんと理解する。
  8. 無益なことを実施しない。

 

時間を有効に使っていきましょう。

 

今回のお話では、 時間を生み出すというよりも、

▶時間を有効に使う
▶多くの仕事ができる
▶人生を有意義に過ごせる

というお話になってしまいました。

でも今回のお話は、仕事ではなくとも、あなたがしたいことに対して、今回のことを実践すると
人生の中で、多くの事を成し遂げられうようになると思いました。

 

時間がないということとは?

さいごに時間がないということとは、どういうことなのかをヒルティはいいます。

  • 時間があまるほど無いということは、われわれが地上で到達しうる幸福のもっとも重要な要素である、と。人間の最大部分は、たえず続けられる仕事をこれに基づく祝福とから成っている。
  •  人の心は、その正しい仕事を見出したときほど、愉快な気分になることはない。ひとは、幸福になりたいと思うならば、何よりもまず正しい仕事をさがすがよい。
  • 失敗の生涯はたいてい、その人が全然仕事を持たないか、仕事が少なすぎるかあるいは正しい仕事を持たないことに、その根本の原因がある。

 

あなたはどう感じたでしょうか?

一度きりの人生。どのように時間を使いますか?

 

参考文献

ヒルティ 幸福論(第1部) 岩波文庫

ヒルティの幸福論解説の続きはこちら▼「幸せを求めても不幸になってしまう理由」について解説しています。

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