死とは何なんでしょうか。
死を知って生きるために・・・
哲学者たちの言葉を聞いてみましょう。
死とは?
死はいうまでもなく、肉体よりの解放にほかならず。
ソクラテス
死は、人間のもっているすべての恵みの中でも最高のものである
ソクラテス
死はわれわれにとって何ものでもないと考えることに慣れるようにしたまえ。というのは、善いことや悪いことはすべて感覚に属することであるが、死とはまさにその感覚が失われることだからである。
エピクテトス
死は、もろもろの災厄のなかでも最も恐ろしいものとされているが、実は、われわれにとっては何ものでもない。なぜなら、われわれが生きて存在している時には、死はわれわれのところには無いし、死が実際にわれわれのところにやってきた時には、われわれはもはや存在していないからである。
エピクテトス
人間が死ぬのはいつも早すぎるか、遅すぎるかのどちらかである。しかし、一生はちゃんとケリがついてそこにある。
ジャン=ポール・サルトル
死ぬ事は人にとって最悪の事態ではない
プラトン
全生涯は、まさに死に至ることと、その死を成就すること他ならず
プラトン
望みを絶つのは死を意味する。大きな望みを持つ者は必ず勝つ
セーレン・オービエ・キェルケゴール
哲学者たちも死については、意見がそれぞれ違ったようです。
あなたなりの死について何かおもうところありましたでしょうか。
次はその死を知ってどのように生きるのかについての名言になります。
死を知ってどのように生きるのか
人間は『自分の死後に、何が起ころうとしているのか』に思いをはせることが大事である
バートランド・ラッセル
死後に残す人々の運命を自分自身の運命と感じ得る能力が欠如している者ほど、また利己的にのみ生きてきた利他の喜びを実感した経験のない者ほど、老年に至って自分自身の快楽がゼロに近づくに及んでいよいよ利己的な形における生命の存続を妄執するものである
ジョン・スチュアート・ミル
死を避け、荒廃から身を清く保つ生命でなく、死に耐え、死の中でおのれを維持するものこそが精神の生命である
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
人は死から目を背けているうちは、自己の存在に気を遣えない。死というものを自覚できるかどうかが、自分の可能性を見つめて生きる生き方につながる
マルティン・ハイデッガー
人は、いつか必ず死が訪れるということを思い知らなければ、生きているということを実感することもできない
マルティン・ハイデッガー
生活は生命の瞑想であって、死の瞑想ではない。賢者が問題を考えるなかで、死を考える時間はもっとも少ない
バールーフ・デ・スピノザ
賢人の仕事は、いかに死ぬかではなく、いかに生きるかにある
バールーフ・デ・スピノザ
自由な人が考えるのは、ほかならぬ死についてである。そして彼の賢明さは、そこから死ではなく、生について熟慮を始めることだ
バールーフ・デ・スピノザ
あなたは死を知って生きることを知りました。
さぁ生きていきましょう。