- 完全初心者でも大丈夫なように
- 出来る限りわかりやすく
- なるべく専門用語を使わずに
- 良い習慣を続けたい人
- 哲学史の重要な所がわかるように説明します
哲学とは
人々はものすごく昔から3つの問いを求めています
- 世界はどのように成り立っているのか
- 人間とは何なのか?
- 私達はどのように生きるべきなのか?
哲学史は、この3つの問いの答え、真理を探し続ける物語です。
真理はまだ全ては明らかになっていません
でも、今からお話する内容にそのヒントが必ずあると思います
真理探求の旅に出かけましょう。
今回は中世になります。
哲学の始まりから読みたいという方はこちら
今からお話する哲学史について 完全初心者でも大丈夫なように 出来る限りわかりやすく なるべく専門用語を使わずに 良い習慣を続けたい人 哲学史の重要な所がわかるように説明します 哲学とは 人々[…]
中世 0年 ~ 1400年
中世哲学の舞台はローマ帝国です
ギリシアはどうなったかというと、紀元前100年頃にローマ帝国に攻められて、残念ながらローマ帝国に取り込まれました
取り込んだローマ帝国はだいたいこんな感じ↓めっちゃでかい
そして、この地でキリストが爆誕して、こう言いました。
この神が創ったという考えは、ものすごく広がりました。
ローマの帝王でさえキリスト教を認めざる負えない状況になるほどです。
キリスト教の信仰を守れば、幸せになれる。
みんながそんなふうに思うようになります。
その中で、ギリシアで培われた「ちゃんと考えよう」という哲学は衰退していきます。
キリスト教に入ればええんやで アウグスティヌス
- 人々に対してキリスト教会の権威をあげた。
アウグスティヌスは人々をキリスト教に勧誘をします。
古代の哲学者が言っていた「ちゃんと考える」ではなく、神様にお許しを貰えれば、自由になって幸せになれるということを人々は受け入れていきました。
こんな時代が西暦400年から1400年の間続きます。
しかも、1000年謝ったからと言って人間は自由になれませんでした。
神学は哲学の上やで トマス・アクイナス
- 神学というものを定義し、哲学の上のものとした
ローマ帝国の拡大によって、万学の祖アリストテレスの哲学が発見されます。
アリストテレスの哲学はきっちりしすぎていて、教会がいっていた神様が全て創ったんやでという理論が脅かされます。
アリストテレスは物事は原因と結果で成りたっているといっていました
なので、アリストテレスに従うと世界を作り出す原因が合ったはずで、その原因を創ったのは神様ですとトマス・アクイナスは言ったのです
こうして、アリストテレスの理論をうまく使って、キリスト教の信仰を守りました
また、より信仰を強くするため、「死後の世界」や「宇宙の外側」等のアリストテレスがまだ解いていなかったところを神学ということにしました
そして、その神学を哲学の上においたのです
こうして、ますます哲学は衰退していきます
そんな中現れたのは、オッカムです
無敵博士です オッカム
- 神学と哲学を切り離し、哲学の暗黒時代を切り開いた。
オッカムは問題を解くのがちょ~得意だったため周りの哲学者から無敵博士と呼ばれていました。
無敵博士のオッカムは、理性で考えることと理性で考えないもの、合理的であるべき哲学と神秘的な神学は切り離して考えるべきだといいました。
もちろん、教会からは異端視されていましたが、無敵なので大丈夫だったようです(適当w)
このオッカムの提案は、神様的な力とかではなく、「合理的に物事を考える」きっかけになりました
中世 まとめ
オッカムを始め、色々な哲学者が「合理的に物事を考える」ということを提唱したおかげで、人々も考えが変わっていきます
そして、暗黒の中世哲学が切り開かれ、近代哲学にむかう。哲学の日がまたのぼるのです
中世哲学についてはこちら。今回紹介した以外の哲学者がたくさんいます