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哲学用語辞典

厭世主義

意味 人の行動やそれによってもたらされる歴史の変化に何か特別な意味はなく、世界は盲目的な生への意志でできているとショーペンハウアーは考えます。そして、人間の行動は存在したいという意志が起こす衝動であって、盲目的な生への意志の争いの苦しみは永遠に続きます。なので、個人の苦しみはなくなることはないといいます。このような考え方を厭世主義(ペシミズム)と言います。 ペンギン 生きるということは苦しもがくと […]

永劫回帰

意味 客観的な認識は不可能で、それぞれの立場や条件によって、認識の仕方は変わるという考えのことを遠近法主義(パースペクティヴィズム)といいます。 哲学者 ニーチェ 同義語 パースペクティヴィズム

演繹法

意味 一般的な原理から論理的に個別の真理を考える方法を演繹法と言います。この一般的な原理が間違っていれば、個別の結論も間違ってしまうというリスクがあるものではあります。 宗教者 デカルト等 関連用語 ー

エロス|フロイト

意味 無意識の領域であるエスの中には、エロス(生の欲動)とタナトス(死の欲動)があるといいます。エロスとは生きようとする欲動で、性の欲動や自己保存の欲動が人間にはあるといいます。 哲学者 フロイト 関連用語 リビドー(性的な欲動) エロス(生の欲動) タナトス(死の欲動)

エロス|プラトン

意味 人間が完全を好んだり、善を目指すのは、理想の形であるイデアに憧れているからで、そのイデアに憧れていることをエロスと言います。 哲学者 プラトン 関連用語 イデア

エポケー

意味 当たり前に存在している物事を一旦かっこにいれて疑ってみることをエポケーといいます。物事の(ある)の(ある)を疑うことは、物事を根本から捉え直す手段で、あるという確信の根拠をつきとめる手段とも言えます。フッサールは、エポケーで物事を一番根本から捉えなおすことが大切だと考えました。 ペンギン 教育、道徳、政治、宗教、科学、哲学をエポケーしてみると面白そうだね。でも一番しなきゃいけないのは、自分を […]

エピステーメー|フーコー

意味 人の思考は、古代から進化してきたのではなく、ただ各時代に特有なものであるだけとフーコーは考え、各時代の人々の思考をエピステーメーと言いました。 哲学者 フーコー 関連用語 ー

エピステーメー|プラトン

意味 五感から入ってきた情報を、そのまま鵜呑みにするのではなく、理性によって考えて得られた正しい知識のことをエピステーメーと言います。 哲学者 プラトン 関連用語 ドグサ

エピクロス派

意味 心が不安でない状態を目指す生き方を目指した人たちをエピクロス派と言いました。この人達は、平安な心の境地のアタラクシアを目指します。この境地にたどり着く条件は、以下の3つを満たすこと。これらを満たすことで、ささいなことでも喜びを感じることが出来るようになります。 死の恐怖を取り除くこと、 最小限の欲望を満たすこと 友情を大切にすること。 哲学者 エピクロス 関連用語 アタラクシア

エネルゲイア

意味 モノは素材と形で出来ていて、素材が形作られて出来たものをエネルゲイア(現実態)と言いました。そして、そのエネルゲイア(現実態)自体もなにかに変わろうという力があって、その力を持っている状態のことをデュナミス(可能態)と言いました。だから、エネルゲイア(現実態)=デュナミス(可能態)になります。そこから形を変えたり、素材を抽出することで、また違うエネルゲイア(現実態)とデュナミス(可能態)にな […]